骨髄移植経験者の闘病生活メモ

B細胞リンパ芽球性リンパ腫/白血病、骨髄移植をしました。その経験と経過を綴ります。大した内容は書けませんが誰かのお役に立てれば幸いです。

メモ23 造血幹細胞移植

☆2018年 3月1日頃のメモより

 

1月に姉との白血球型が不一致の結果が出てすぐに、骨髄バンクに登録。順調にマッチングできるまでには約3カ月から半年程はかかるとの事です。 

第3クールの後半のこの時期でも、ドナーさんは決まっていません。その場合はどうなるのか?調べはじめていました。

 

主治医の先生からも診断当初から年齢や予後を鑑み移植を見据えた治療計画で行くことを告げられています。

化学療法により寛解という結果は得られるも、毎月の骨髄検査の結果からは若干ではあるものの悪い細胞は見えているとありました。

(じゃあ、どっちなんじゃい!)

 

ただし、移植可能な、適合データがあっても移植まで無事に進むケースは1/10000又はそれ以上らしいです。

私の場合も登録後すぐに先生がデータ検索をすると約20人ぐらい可能性がある人がヒットしたと話がありました。

 

つまりは、適合者が見つかっても

●登録住所など情報が古く、連絡先が不明

●ドナー登録時から生活環境も変わり辞退

●意思はあっても、性別や体型などの条件が患者と合わなく、必要十分な採取が不可能

など、移植に至らないケースが多いとのことです。

 

そりゃあ、登録したものの結婚して家族ができたら自分ひとりの身体じゃ無くなる。他人のために万一がある事は出来ないのも当然だ。

 

骨髄移植のドナーさんには大きな負担を強いてしまう。

●ドナー候補になると、移植可能な状態確認のために、精密検査を受けてもらう

●原則辞退不可能な法的制約のある契約を結んでもらう

●骨髄採取には3泊から5泊程の入院をして全身麻酔での手術となる    など

それ以外にも仕事を休む調整が必要だし、入院となればご家族だって負担はある。

 

身内のためなら何がなんでもだけど、見ず知らずの他人のためにこれだけのリスクを冒す人がいるとは思えない。ドナーさんが見つかる事は期待せずに、他の移植方法になるだろうと覚悟はしていました。

だって当の自分がバンクに登録なんて考えたことなかったんだから。

 

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