骨髄移植経験者の闘病生活メモ

B細胞リンパ芽球性リンパ腫/白血病、骨髄移植をしました。その経験と経過を綴ります。大した内容は書けませんが誰かのお役に立てれば幸いです。

経過61 退職を考えたころ

☆2020年4月上旬のこと

 

このblogを更新している今現在は、5月1日からテレワーク勤務と言う形で[めでたく]復職ができている。

しかし、約1ヶ月ぐらい前は、さすがに退職も覚悟していた。その頃の日記から。

 

本当は2020年の年明けからの復職を視野にしていたが、年末より身体のブツブツがはじまり延期。2月頃こそと思っていたら、1月下旬からはじまった新型コロナの騒動で様子見に。

新型コロナ騒動もどんどんと大きくなってとても復職どころか、外に出る事も心配な世の中になってしまった。

 

連日専門家が感染しても8割の人は大丈夫とか、正しく恐れろ!なんて言っていて、私のように感染=重症又は死ぬ可能性が高い側からみたらなんて無責任な発言だと。

抗がん剤治療、骨髄移植と考えられない程の大変な治療をしてきた。今も続くGVHDとの闘いもしている。

この病気になった時から死は覚悟しているが、がん以外のことで死ぬのは諦められないなと。

 

私が不安を少なく社会復帰をするには以下の3つかなと。

医療崩壊だの、外出自粛だのと世の中の騒動がおさまっている事。

❷ワクチンや治療薬が開発され、治療方法がある程度できている事。

❸何より自分の体調の安定がされている事。

 

天然痘のようにこの世から撲滅されることはないだろうし、インフルエンザのように毎年感染が流行するものだと思う。

でも仮に感染しても適切な治療が受けられれば、リスクのある人でも即亡くなる病気では無いと言う状態にはなるだろう。

 

そんな世の中になるまでの、その間の生活費は必要だ。

 

だから、何とかテレワーク勤務を認めてもらい、細々でも仕事をして収入を得ていきたい話を2月頃から職場と話はしてきた。

とは言え、福祉現場の業界でテレワーク勤務と言う概念はそもそも無く、規程はもちろん処遇の面でも検討する所からになる。

 

しかもコロナワクチンが開発されるまでは年単位の期間が想定され、認めてくれたとしても、そんな年単位もテレワークだけでと言うのも現実的では無い。

 

そこで、一旦退職をして、退職金で何とか2年ぐらい引きこもるしかないか。。と考えた。

20年分の退職金なら何とか2年ぐらいはしのげるかなと、計算もした。

 

ここで退職金を全て引きこもりに費やして、老後の生活どうするんだ?と思う。

そもそも白血病の俺に老後なんてあるのか?金銭面で先の将来を案ずるよりも体調を含めて『今をどう生きるか(生きられるか)』がコロナ関係無しに重要な人生に既になっているではないか。

 

でもまぁ、家族に少しでも残さないといけないんだが。。。その責任は当然ある。

 

となると、やっぱり何とかテレワーク勤務でも細々としがみつかせてもらえる方法で行くしかないと。解雇を宣告されるまでは図々しくても恥じてる場合じゃなく、やるしかないと覚悟をした。

自分自身で厚労省のホームページを参考にテレワーク勤務の規程や申請書式など作成し提案をはじめていた。

 

そうこうしていると、新型コロナの騒動で世の中一気にテレワーク勤務が認知され、私の職場でも感染防止の必要性から交代勤務とか、時差出勤やら、自宅勤務(待機も含む)が取り入れられた。その波に乗る形で私もテレワーク勤務が認められ、晴れて5月から復職ができたのである。

 

今後世の中、コロナ騒動の落ち着きと私が思う条件❶と❷が上手く噛み合えば良いが、制限解除ばかりが先行して、ワクチンや治療薬の必要性が薄くなると『いつまでテレワーク勤務だけなの?』雰囲気になるかもしれない。

 

まぁそうなったらその時また考えれば良いや!とりあえずさっきも言った通り、『今をどう生きるか(生きられるか)』の人生なんだし。

 

 

 

 

 

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